2005-12-17 BSE について
結論
オーストラリア産牛肉は、「どうやら安全っぽい気がする」。
米国産牛肉は、「リスクを勘案して、自己責任で選択しろ」。
国内産牛肉は、「第三国から見れば、安全に見えるわけではないかもしれない」。
この結論は半ば以上感覚的に得たものです。
以下。結論に至る経緯(長文。
mySCRAP: 2005-12-15 SCRAP にてコメントなしにて挙げた 吉野家(9861)、牛丼販売再開の見通しを発表。約2か月ほどの期間が必要 の記事など、あまりにゼンショーさんが、オーストラリア産の牛肉を推すので、ゼンショーさんが経営する「すき家」があまり好きではない僕は、ちと、現状がどのようになっているのか調べました。
…というわけで、まず Wikipedia。
ゼンショー - Wikipedia
すき家 - Wikipedia
牛海綿状脳症(BSE から転送) - Wikipedia
狂牛病問題 - Wikipedia
…つぎに、オフィシャル。
すき家
オフィシャル・トップページのプレスリリースに「米国産牛肉輸入再開についての当社の見解」があるので、一通り目を通す(PDFファイルなので、リンクは貼りません。興味がある方はオフィシャルにてどうぞ)。
『使いたいが使えない』『消費者の命に関わる問題だから、今は使わない』
(日本の消費者へ提供するために)『危険部位の除去』、『飼料規制』、『BSE全頭検査』(の完全実施を米国に対して要求する)
…といったところが要点か。
なるほど、理屈はもっともらしい。
…では現在、すき家が使用しているとされるオーストラリア産牛肉について、とりあえずググる。
CO-OPオーストラリア・スタディツアー2004レポート オーストラリアビーフ
『オーストラリアでは、なぜBSEが発生しないのか?』という項目に目が止まる。
BSE対策を適切に施していると自負していなければ、こうした挑発的なまでな項目名はつけられない、…と勝手に思う。
(トレーサビリティに関しては、行われて当然、なのでどうでもいい。)
『オージービーフについて詳しくはオージー・ビーフ公式サイトをご覧下さい。』
とあるので、早速移動。
オージー・ビーフ&ラム公式サイト
…「おいしい食べ方」とかどうでもいいので、「業界の方」へ移動。
オージー・ビーフ&ラム公式サイト
『安全性と品質保証』の項目を発見。移動。
オージー・ビーフ&ラム公式サイト: 安全性と品質保証
(…つか、「業界の方」にこの項目があるのは間違ってないか?まぁどうでもいいけど)
適当にざっと読む。
『2004年 EUの欧州食品安全機関(EFSA)が、オーストラリアをGBRレベル1(BSEが最も起こりえない国)として認定』
ふーん。
…では、一転して米国産牛肉の動向はどうなっているのかと、とりあえずググる。
米国 牛肉 - Google 検索 USA 牛肉 - Google 検索 アメリカ 牛肉 - Google 検索
…う、これはひどい。
なにがひどいかって、「米国産牛肉は安全である」と主張しているサイトが(ざっと見る限り)出てこないことだ。
…て、あった(すこし違うけど…)。
アメリカ産牛肉の全面的輸入再開を望むあなた。署名をお願いします!
アメリカ産牛肉の全面的輸入再開を望むあなた。署名をお願いします! アメリカ産牛肉輸入再開への現状
『「SRM(特定危険部位)を除去している国において、変異型クロイツフェルド・ヤコブ病の発症者はほぼ0(ゼロ)!」』
…なんだ?『ほぼ』って…
『SRM除去 SRM除去 30ヶ月以上★日本輸出用には全頭を提示』
…なんだ?『提示』って…(ていじ 【提示】 - goo 辞書)
『BSE検査 アメリカ 30ヶ月以上の歩行困難な牛★日本には21ヶ月未満の牛しか輸出しない』
…これはつまり、対日本輸出用にはBSE検査は行わない、と明示しているのではないのか?
をー、アヤシイ!あやしすぎる!
だいたい、この(SRM除去とか記載されている)表に、オーストラリアが記載されたら、アメリカの優位性などないのではないか?(有意性とまでいえるかも知れん。)
アメリカ産牛肉の全面的輸入再開を望むあなた。署名をお願いします! 会概要
代表世話人 など所属する方々のリストがあります。
どういう方々が所属しているのか、もうググり放題ですが、さすがにここからリンクをはるのはやめておきます。
…さて、長くなったので簡単にまとめますが
最後に国産牛について
世界の飼育牛におけるBSE発生報告数
を確認するとわかるが、国内でもBSEの感染例が見つけられているので、
欧州 E F S A | European Food Safety Authority (英語) では 日本とアメリカは同ランクに位置付けられている (真中あたりに表があるので参照。)ことも知っておいてよいと思いました。
(まぁ、旧評価は日本が記載されているが、新評価では日本はランクに記載されていない上に、評価組織が旧評価時はSSCという組織らしいので単純には比較できないでしょうが)
…安全性という面とは別の面になるのですが、
食品業者が米国産牛肉に頼らざるを得ないのは、(オーストラリア産とは違い)特定の部位だけを購入できる、ということが大きく関係していると思われます。
